老後の楽しみ:年に1回ファーストクラス世界一周

ワンワールド・エクスプロアラーによるファーストクラス世界一周旅行のほか、レストランでの食事や老後に備える準備などの備忘録です。

マプトをトランジットして週末に無事帰国

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 ローマ観光

いやー、私としたことが初めてのローマで久しぶりに観光旅行をしてしまいました。 Hop on Hop off BUSの72時間チケットを買ったせいです。 でもこれで概ねローマの有名観光地は回りましたので、次回は観光の必要はないかと.... まあそれにしてもローマという観光地は凄いものです。 日本も観光立国しようなどと考えているようですが、ローマのあの状態をみると、日本は絶対にあそこまでは行けないなあ、と思います。 それくらいローマには観光客があふれていました。

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マルタ騎士団事務局@ローマ、コンドッティ通り

今回ローマ観光のお題としてマルタ騎士団関連施設を見る、というのがありました。 別に特別な理由はないのですが、以前ギリシャロードス島へ行ったときに塩野七生著「ロードス島攻防記」を読んでいて、ロードス騎士団マルタ騎士団にもともと興味があったところに、畏友H氏から「ローママルタ騎士団事務局」がコンドッティ通りにあるぞ、というご指摘をいただいていたためです。 有名な観光地スペイン広場につながる高級ブランド店が立ち並ぶ「コンドッティ通り」に、確かにそこだけなぜか場違いなマルタ騎士団の事務局がありました。 もちろん中には入れませんが、外から写真だけは撮っておきました。 また裏手にあるマルタ島郵便局にも行ってみましたが、ちょうど日曜日だったためお休みでした。 もっとも営業していたとしても、私は記念切手を買ったりはしませんから同じことですが。

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マルタ騎士団の館@アヴェンティーノの丘

もう一つはアヴェンティーノの丘にあるマルタ騎士団の館。 ここも基本的には閉鎖されている施設なので、あまり有名な観光地ではありませんが、この館の門の鍵穴を覗くと、何とヴァチカンの有名なサンピエトロ大聖堂の丸屋根(クーポラ)がきれいに見えるというのです。 実際に行ってみると、先客が行列を作って鍵穴覗きの順番を待っていました。 というわけで私も自分のスマホHUAWEI P10 lite)で撮影に挑戦してみました。 デジカメよりもスマホの方がかえってうまく撮れました。

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帰りのレオナルド・エクスプレスが途中で停車

旅に突発事故はつきものですが、今回は帰りのローマ・テルミニからFCO空港へ向かうレオナルド・エクスプレス列車で起こりました。 テルミニを定刻に出発してこれで安心と思っていたら、10分ほど走って、Ostiense駅でなぜか停車。 本来はノンストップなんですけどね。 5分くらいたっても動かない。 そのうち車掌がやってきて「前の列車の乗客が心臓発作を起こしたので、この列車はここで停止する」と宣う。 これは参ったと思いながら、列車を降りて駅前に出てタクシーを探しますが、全く1台も来ないし見あたらない。 その割に当然取り残された乗客がどんどん増えてくる。

再度ホームへ戻ってみると何とさっきまで乗っていたレオナルド・エクスプレスが何事もなかったかのように、ごくわずかの乗客を乗せて空港方面へ出発していきました。 その前に私も乗ろうとしたのですが、すでに列車のドアの開閉ボタンが赤になっていて、ドアが開きませんでした。 結果的にはそのままレオナルド・エクスプレスに乗車していて、30分くらい待てば良かったのかもしれません。

仕方なく私は次にやってきたローカル線の列車に乗って、何とか搭乗便出発の1時間10分前という通常の私としては余裕の時間にFCO空港に到着して事無きを得ましたが。 教訓! 海外では空港まで少し早めに行った方がいい! 私はラウンジが嫌いなのでいつも出発の1時間前を目指して行きますが、幸いこの時は胸騒ぎがしたのか2時間以上前に空港に到着するように準備していました。

マプトでのトランジット

さて今回のAONE4乗り継ぎの焦点はモザンビークの首都マプトでの乗り継ぎです。 すでに書きました通り、モザンビークの通過ビザを事前に取得してありますから、何をやっても大きなトラブルにはなり得ません。 そのためAWARD FLYERさんからお勧めのあった方法=ビザを提示せずに強行突破トランジットを試みてみました。

MPM到着後、トランジットの方向指示にしたがって到着ホールへ通じる廊下の右側にあるエレベーターで上の階に登ります。 するとそこは出発ロビーにでるセキュリティチェックエリア。 数人の係員が暇そうにしていましたので、事情を説明します。 問題はJNBでMPMまで預けてある荷物です。 すると一人の男性が俺について来い、というのでそのままエレベーターで今度は1階まで降ります。 するとそこは今度はイミグレーションエリア。 係員が一番右端の外交官用イミグレブースの女性係官に事情を説明してくれたようです。(彼らはポルトガル語を話しているためさっぱりわからず!?)

とりあえず私はイミグレブースの係官のところに留まり、私を連れてきてくれた男性係官は、荷物受取所の方から出口へ行ってしまいました。 しばらくするとイミグレの女性係官が、私のパスポートを見て入国スタンプを押してくれ、入国しろと言います。 半信半疑ながら入国書類も書かずにそのまま入国。 カルーセルで自分のスーツケースをピックアップしてカスタム通過。 そういえば昨年もそうでしたがここMPMでは、珍しいことに荷物のタグを係官がチェックします。

無事に入国してそのままカタール航空のチェックインカウンターへ向かって行くと、ちょうど向こうから男性係員が女性の空港係員を連れてやってくるのと出会いました。 私はその女性空港係員に引き渡され、無事にカタール航空のチェックインカウンターへ。 型どおりにチェックインして、上の階のイミグレへ。 イミグレには行列無し。 行列がないどころか、イミグレ通過を待っている人は誰もいませんでした! さて出国書類を書こうかと思って係官に聞くと「不要」とのこと。 昨年は出国書類を書いたのをはっきり覚えていますが、この1年でルールが変わったようです。 パスポートを提出して終わり。

というわけでどうなったのかよくわからないうちにMPMでのトランジットは完了してしまいました。 パスポートのスタンプをみてみると、下のような感じでしたので、これを見る限りは型どおりにモザンビークに入国してそのまますぐに出国したことになっています。 ただしそのスタンプの反対側ページが日本のモザンビーク大使館で取得した通過ビザのページですから、実のところイミグレの女性係官が、パスポートに添付されている通過ビザを発見して、すぐに入国スタンプを押してくれたという可能性も否定できません。 だとしたら何の面白みもないのですが、いずれにせよもしMPMで強行トランジットをするとすれば、上記のような手順になります。

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来年もし再度MPMでトランジットするとすれば、今度は事前ビザを取らずに強行突破を試してみようと思います。 うまくいかなかった場合は、昨年同様到着ビザをその場で申請すればいいだけです。 ただしそれなりの乗り継ぎ時間がないと危険ではありますが....

驚きのカタール航空ファーストクラス・トイレ

私はカタール航空に対して多少の偏見があるかもしれませんが、今回初めてカタール航空のファーストクラスに搭乗してみて、一番驚いたのが機内トイレ。 とにかく広い! JALのファーストクラストイレの3倍はあります。 初めは便器がどこにあるのかさえわかりませんでした。 しかしこれなら機内での着替えも楽ちん。

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それではそれがいいことなのか?と問われると、座席は全然たいしたことはないし、オーバーヘッドビンもない。 それに私が一番重要視している座席周りの手荷物収容スペースがほとんどないので「トイレをこんなに広く作るくらいなら、シートをもっと使いやすくしろ!」というのが私の率直な意見。

カタール航空ファーストクラスラウンジの個室

これは良かった! DOHでの乗り継ぎ時間がちょうど6時間ほどあったので、ラウンジなんかに興味のない私は直接個室に入って、シャワーを浴びて、4時間熟睡してそのまま出てきました。 要するにラウンジの中に立派なビジネスホテルがあるようなもの。 ベッドも設備もしっかりしているし、シャワールームもいい。 こういう施設があると空港での長時間トランジットも苦になりません。 ただし使用時間は概ね6時間になっているみたいですので、DOHでのトランジットは6時間を目標に設定するのが吉です。

パリでの最低のトランジット

私は今までCDGでトランジットしたことはありません。 どうもトランジットには向いていないように思っていましたが、やはりその通りでした。 荷物は1時間もたたないと出て来ないし、JALのチェックインカウンターが開くまで過ごすための適当な設備もない。 直前のカタール航空便で嫌と言うほど食べているため、空港内レストランに入るというのは却下。 イミグレ通過後のエアーフランスラウンジも冴えないラウンジ。 辛うじてちゃちなシャワーブースがたくさんあるのだけが救いか!?


というわけで何とか無事に今年の分のAONE4をスタートして無事息継ぎ帰国しました。 今回の経験を活かして、ひょっとすると早速今年のAONE4のルート変更を検討するかもしれませんが、ちょっとまだわかりません。