老後の楽しみ:年に1回ファーストクラス世界一周

ワンワールド・エクスプロアラーによるファーストクラス世界一周旅行のほか、レストランでの食事や老後に備える準備などの備忘録です。

Office 365 Soloとスカイプ電話

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 ●最近「Office 365 Solo」の年間サブスクリプションを購入しました。 とはいってもマイクロソフトのサイトから評価版を1ヶ月無料で使えることになっているので、現在のところはまだ評価版を無料で使っている段階ですが。 つまり最初だけは評価版を1ヶ月無料で使って、その後料金を支払うので実質的には13ヶ月の料金ということになります。

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●今までは(今でも)パッケージ版(買い取り、永続ライセンス)の「Office2013 Professinal」を使っていましたが、今回サブスクリプション版を試してみることにしました。

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●大きな違いは、サポートが続く限りいつまでも追加料金なしに使える永続ライセンスの買い取りパッケージ版に対して「Office 365 Solo」は個人ユースの月間または年間サブスクリプションタイプ、つまり毎月または毎年なにがしかの料金を支払わないと、ソフトウェアーを使い続けることはできません。

●今回は量販店のビックカメラから購入したのですが、料金は
Office 365 Solo【ダウンロード版】 12,733円(税込)
Office Professional 2016 日本語版【ダウンロード版】64,573円(税込)
となっていました。

●Office Professional 2013はもうほとんど販売されていないので、2016で比較します。 するとざっと5年間使うと両者の料金はほぼ同一になり、6年目からはパッケージ買い取り版の方が安上がりになることがわかります。

●ただし簡単には比較的できない点もあります。 一つは3~4年ごとに行われるバージョンアップ。 買い取り版は昔と違ってバージョンアップできません。 実際のところ今私が使っている2013もすでに古いバージョンになっています。 しかし今のところは問題なく使えている。 でも何年か後にはサポート期限を迎えるわけで、そうなるとまた買い替える必要があります。 しかしそれはおおよそ10年後以降なので、そのまま使えるのであれば、あくまでもパッケージ版にこだわる理由になります。

●一方Office 365 Soloの場合は、常に最新バージョンが提供されますので、アップグレードという概念がありません。

●しかし私の個人的な事情としては、仕事場で使っているAccessのお手製情報システムが、Access2013までは動くのですが、Access2016だと自分で作ったマクロやVBAを少し修正しないとそのままでは動きません。 これの修正が難題。 前回は、Access2000からAccess2010に移行するときに大変な思いをしました。 その点をどうするか?

●この点については、アカウントの調整によりAccessだけはAccess2013を使い、他のソフトは2016を使うというような対応ができればいいのですが、サポートに聞いたところによると、Office 365 Soloはあくまでもすべてのソフトウェアーがセットになっている、ということで、AccessだけをAccess2013に戻して使うということはできないとのことでした。

●要するに自前で作っているAccessのマクロやVBAなどのエンドユーザープログラムを修正せざるをえないみたい。 ということはとてもすぐにAccess2016には移行できません。

●あとは細かい話ですが、Office 365 Soloの場合はパッケージ版と同様にPC2台にまでインストールできるほか、MaciPhoneiPad、アンドロイドなどへもインストール可能なようです。 もっとも私はMacを持っていないし、携帯端末ではOfficeなんか使わないからどうでもいいですが.....

●さてあとOffice 365 SoloにはOfficeソフトだけでなく、付加価値がいくつかついています。 まず一つはスカイプ電話。 スカイプ電話から一般の固定電話または携帯電話に、番号をダイヤルして毎月60分だけ無料でかけられるのです。

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スカイプ Skype 世界通話プランのご利用方法
Skype 世界通話プランは、Office Premium プラス Office 365 サービス搭載 PC、Office Mobile プラス Office 365 サービス搭載 PC、および Office 365 Solo のユーザーに提供される 1 年間有効のサブスクリプション サービスです。 世界約 60 以上の国と地域で、固定電話または携帯電話への毎月 60 分の無料通話をご利用いただけます。
https://www.microsoft.com/ja-jp/office/setup/service/skype.aspx 

 ●スカイプ電話からスカイプ電話へはもちろん無料なわけですが、スカイプ電話から電話番号指定の固定電話や携帯電話にかけるときには、当然料金が発生します。 通常はスカイプ・クレジットのような形で支払いするわけですが、このOffice 365 Soloの場合は、毎月60分までは無料でかけられるというパッケージがついてくるという次第。

●そしてこのOffice 365 Soloについてくるスカイプ電話通話は、日本国内のみならず米国その他かなりの範囲の外国への通話も含まれます。 つまり日本国内はもとより日本から海外へかけるのも海外から日本へかけるのも、毎月60分までは無料でかけられるというわけです。 これは結構便利かもしれません。

●私が携帯電話をはじめてもったのは昨年11月ですから、まだ4ヶ月足らずですが、その間携帯電話から0120以外の電話番号へかけたことは一度もありません。

●また自宅の私専用の固定電話はauひかり電話IP電話なわけですが、これは固定料金が月額542円くらいで、日本全国の固定電話へなら3分間8円程度、携帯電話へなら1分間16円程度みたいです。 でも実際に私がIP電話で使う電話料金は、だいたい月に数十円程度だけです。 電話嫌いの私は月に数分程度しか電話を使っていません。

●またIP電話から国際電話もかけられますが、2016年度用のAONE4を発券するためにJNBのBAオフィスに電話した時の通話料金は3000円以上。 あまりに高くて頭にきた覚えがあります。 まあ、それからは時代もかわってわざわざ現地の旅行代理店やキャリアに電話する必要すらなくなってしまいましたので、もうどうでもいいようなわけですが....

●とはいえ、たとえば以前DFWの大雪のためにバンクーバーでの乗り継ぎに失敗して、バンクーバーでの宿泊を余儀なくされたときには、バンクーバーから日本のJLに国際電話をかけて、AONE4予約の変更をお願いしたこともありました。 この時はバンクーバーのホテルの電話を使い、クレジットカード払いにしましたが、こんなときにスカイプ電話があれば、毎月60分間も無料で使えます。

●もう一つのOffice 365 Soloの付加価値は、OneDriveの容量が1TBに増量されるというもの。 私のOneDriveはいろいろやったせいでなぜかもともと35GBくらいの容量がありますが、Office 365 Soloの評価版をインストールしただけで確かに容量が1.04TBに増えていました。

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●しかし問題はOneDrive。 私は昔使った印象が悪く、最近ずっと使っていませんでした。 何と言ってもやはりDropBoxが便利でしょう。 これももちろん無料版しか使っていませんが、容量はなぜか19.13GBあります。 まあこれだけあればとりあえず私には十分です。 現在は6GB弱くらい使っていますが、もっといくらでもシェイプアップできますし、すべきだと思っています。

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●というわけで、OneDrive特典には興味がありませんが、スカイプ電話には興味があって、今回Office 365 Soloを3年間分ほど購入した次第です。

●ただしスカイプ電話は、0120のトールフリー番号にはかけられないみたいですが、それは最近手に入れたSIMフリー格安スマホ格安SIMで実現できています。 スカイプ電話に期待することは、日本から海外の固定電話または携帯電話へ、逆に海外にいるときに日本の固定電話または携帯電話にかけること。

●実際に試しに長男の携帯電話にちょっとかけてみましたが、通話の音声品質は通常の携帯と遜色ありません。 ウェブ上で今月は何分間の無料通話が残っているか?というのがすぐに見えるのも便利。

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●ただし困った日本だけの仕様もあります。 スカイプ電話からかけた電話番号が「通知不可能」と相手に表示され、まるで怪しい番号からの電話として相手に捉えられてしまうのです。 日本ではスカイプ電話に料金を支払って番号を割り当てても「通知不可能」になってしまうみたいです。 ま、私にはどちらでもいい、あまり関係のない話ですけど。

●ついでに今回スカイプ電話について調べて見ると、結構いろいろな通話パッケージオプションがあるみたいで興味深いです。

日本
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SKYPEクレジット
携帯電話と固定電話 世界中で通話 1200円
1 分あたり 2円 から† 世界中
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携帯電話と固定電話 無制限通話* 63 宛先を含む 日本
1675円 月額 日本
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携帯電話と固定電話 300 分間通話*
850円 月額 3円/分
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携帯電話と固定電話 無制限通話*
2400円 月額 日本
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固定電話 無制限通話*
475円 月額 日本
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携帯電話と固定電話 100 分間通話*
475円 月額 5円/分 

 ●今は固定IP電話とアンドロイド携帯電話の二本立てにしていますが、こうなると固定IP電話なんか私には不要なのではないかと思えてきます。 ま、それは光インターネットのプロバイダーを更新する予定の今年10月以降までにゆっくり考えることとします。 もっとも固定IP電話をリストラしたとしても、たかだか毎月550円程度の節約にしかなりませんけど、気分的にはすっきりします。