A16 TOKYO@ブリックスクウェアー@2017年11月27日
●先月末の会食。 3ヶ月の一度集まる異学部同級生3人の会ですが、この日は法学部出身のK氏が何と痛風発作のために急遽欠席。 話を聞くと、どうも高尿酸血症をフェブリクで急激に尿酸値を下げたために、痛風発作が誘発されたような感じ。 やぶ医者がただ単に尿酸が高いからと下手に治療を開始するとこうなってしまうという一例です。
●はっきり言いましょう! 高尿酸血症なんか、痛風発作を起こさない限り治療なんかする必要はありません! もっともK氏の尿酸値は10を超えていたようですので、あまり医者責められませんが.... いずれにせよ私は患者さんに一度は痛風発作を体験していただいてから治療を開始するようにしています。
●さてそんなわけで、今回はH氏と二人だけの会食。 場所は丸の内三菱村の一角、ブリックスクウェアー1階にあるカリフォルニア・イタリアン「A16 TOKYO」。 本店はSFOにあるようです。
●A16とはどういう意味なのか、お店の人に聞いたら、ナポリからプーリア方面へ向かう高速道路の番号だそうです。 そういえばA16という看板が高速道路標識みたいにみえます。
●お店はピッツァとパスタがメインのカジュアルなお店で、厨房には大きなピッツァ窯が2個見えます。 もっとも先日読んだイタリア人が書いた本によると、こんなピッツァ窯なんかを使うようになったのは、イタリアでもごく最近のことなのだそうです。
●とにかく料理の歴史はどんどん変化しています。 「伝統的なイタリア料理」なんて言っても、たかがしれているわけです。 そうそう、私も大好きなカルボナーラなんかは、実はもともとイタリアにあったものではなく、アメリカ文化の影響を受けてこの100年程度の間にできあがったメニューなのだそうです。
●さてこちらは鴨肉のテリーヌ、 甘酸っぱいドライクランベリーのソース。
●赤ワインをグラスでもらいます。
●本日のお魚とピスタチオペーストのカルパッチョ。 普通です。
●パルマ産生ハムとサラミ、季節フルーツの盛り合わせ。 これはなかなかよい。
●マッケロナーラ トマトラグー リコッタサラータ添え。 このお皿はこのお店のスペシャリテみたいです。 極太のうどんのようなパスタとトマトラグーソース、リコッタチーズがよく合っています。 素晴らしい!
●チキンのミートボール トマトソース煮込み グラナチーズ。 これもこのお店のお勧め。 ミートボールなんかではありますが、まずまず。
●ここでピッツァも食べたくなって「ビアンカ モッツァレラ/グラナパダーノ/グリーンオリーブ/バジル/チリ/ガーリック」を頼んだのが敗因。 美味しいのですが、大きすぎ! しかもH氏は一切れを食べたのみで、残りは私が全部食べることに。 いや、別に全部食べなくてもいいのですが、私の性格からして、残すなんてことは考えられません。
●デザートはこちら。 これもスペシャリテみたいです。「チョコレート ブディーノ 海塩、上質なオリーブオイルをかけて」 これもかなりいけます。
●というわけでちょっと頼みすぎてしまい、体重を戻すのに数日間かかりましたが、気楽に食べるアメリカン・イタリアンとしては、なかなか悪くありません。 でも予約しておかないとなかなか入れないかもしれませんね。